Cakewalk社の株式譲渡でSONARが変わる?

先日わりと衝撃的なニュースが入って参りました。

去る9 月24 日(火)に発表いたしました通り、弊社の米国連結子会社である
「Cakewalk 社」の弊社保有の全株式を、米国Gibson Brands 社へ譲渡する基本合意書を締結いたしました。

Gibson Brands 社は平成25年5月にTASCAM ブランドを展開するティアック
株式会社を子会社化しており、今後Cakewalk社製品はTASCAM Professional
Softwareブランドとして展開する予定です。

Roland:米国連結子会社の株式譲渡に関する基本合意書締結のお知らせ(※pdfです注意)

CakewalkといえばDAWの中でも(それなりに)代表的なシーケンサである「SONAR」があり、
私も愛用者なワケですが、これに伴ってすかさず新バージョン「SONAR X3」が発表されました。

顧客離れを懸念してなのか、毎年年末近辺でのアップグレードは恒例となっているものの、
今回はこの譲渡のニュースから一夜明けずに新バージョンの発表があったため、
ちょっと意外というか既に出来てたんかい、とツッコみたくもなりますが…
ローカライズされて日本で発売されるのは11月とかになるでしょうから結局は例年通りということなのかな。
どちらかというとメインよりも付属のソフトウェアに関する変更点の方が衝撃的かも。

というのも、シーケンサに搭載されていたR-MIX、V-Vocalなどの主力プラグインが排除され、
代わりにAddictive DrumsやMelodyne Essentialなどのプラグイン新たに付属する模様。

更に新機能としては5GBの無料クラウド(アッ◯ルみたい)での共有機能や
テープシミュ、真空管などをシミュレートしたBlue TubesなどのEQ/コンプ、
ギターアンプシミュとストラムギターの音源が付属するとのこと。
$499.00ドルという今までに比べて低価格なのも気になります。
http://www.cakewalk.com/products/sonar/whats-new.aspx
最近は他のシーケンサも価格帯が下がって来ましたからこれは嬉しいニュース。

近年のXシリーズで劇的にインターフェイスが変わって、
自分の中ではアップグレードに対するお布施がどうにも納得出来なかったので
数年前からアップグレード止めてたのですが、ようやくバグとかも減ってきたと思うので
一気にX3に移行してもいいかなと思えて来ました。
ただ、台頭するStudio ONEやCubaseなども気になるシーケンサなのでどーしよ?と悩み中。

X2の時から思ってましたが、アナログモデリング系に傾倒し始めている気がしますね。
サードパーティがごまんとあふれる昨今、「付属品のプラグインはショボい」と
思われる傾向(それがメインではないので当たり前と言えば当たり前ですが)が拭いきれませんが、
ココに来てADやBlue Tubesなど、単品で揃えようとすると数万するクラスのプラグインが
挙って参入してきた印象を受けます。クSONARと言われ続ける日々からの脱却をはかれるのか。

「V-vocal」はSONAR特化なソフトウェアだけに
編集中によく落ちがちなボーカル編集作業にも威力を発揮してくれていたので
何となく手放したくない気持ちもありますが、親会社であるRolandの技術でもあったので
やむなしといったところでしょうか。VariPhraseとか懐かしい響き。

まぁここまで書いておいて、X以降のバージョンアップ見送ってるんですけどね!
TASCAM Professional Softwareブランドとして展開するってことで、
これからはタスカムプロのソナーになるわけですな。慣れるかな?笑

しかし皆ツイッターとか見てるとすぐ落ちるとか言ってますけど、
よっぽどの事しない限り落ちないと思うんですよ…
MASSIVE10本挿してもいきなり落ちるなんてことはなく、
それシーケンサをCドライブとかにインストールしてるからじゃねーの?と常々思うのですが…
OSと一緒のドライブに入れない方が良いとされているのは常識だ、と思ってる人。

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